皆さん初めまして。当サイトの管理人ももと申します。
当サイトは、管理栄養士を目指す方、在職中の方、キャリアチェンジを考えている方たちに向けたサイトです。
管理栄養士を目指した理由
私は小さい頃から目的意識や競争意識が乏しく、周りの雰囲気に流されて生きていました。
自分の頭で考えて行動することは苦手な性格で、親や教師から指示される通りに物事に取り組みことが楽に生きる術で、将来のことを深く考えたことがありませんでした。
進路選択や職業選択の場面になると、クラスメイトが意外としっかり準備していたことに気づき、焦った記憶があります。
なんとなく大学は出ておきたいと思っていたため、好きな教科であった化学や生物を使って進学できる先を探しました。不景気で就職しにくい時代でもあったため何か資格があると有利であると考え、資格取得が就職に直接結びつく医療系の資格取得ができる大学を進学サイトで検索すし、薬剤師や管理栄養士という資格があると知りました。
私の学力では通学可能な薬学部へは届かず断念。管理栄養士というものはどのような仕事か聞いたことすらありませんでしたが、世の中の健康ブームに乗って全てのライフステージに関わり、食事面から健康維持増進を図ることができるという資格がこれから重宝されるかもと思い管理栄養士養成校の受験を決めました。
今でこそたくさんの養成大学がありますが、当時はあまりなく受験は大変だったと思いますが何とか合格し、管理栄養士への一歩を踏み出しました。
大学生活と国家試験
栄養学科は、資格取得を目指しているため厚生労働省が示すカリキュラムをこなすように、授業が組まれ、大学の他学科かに比べ、授業選択に自由はほぼなく、1限から5限までぎっしり詰まっていることもあり専門学校のような感じでした。
他学科の学生が大学生活を謳歌する中、授業とレポート提出に追われる日々です。
学年が上がると計4週間の臨地実習の準備や国家試験問題に取り組む授業も増え、就活や卒論研究を並行して行うため忙しかった思い出があります。
国家試験は過去問演習をベースに解けなかった問題から苦手分野を把握し、知識を補充しながら、何度も過去問や模試を解くことを続け、3年生の冬にはそれなりに点数が取れるようになりました。
大学受験よりも難なく国家試験には合格することができました
実務経験を経て国家試験を受ける場合は、仕事をしながら受験勉強をするため、かなりきついと思います。その点大学の管理栄養士養成校は時間的に余裕があり恵まれていると思います。
管理栄養士の就職
最近は就活の始まりが大学4年生になってからと、遅くなっていると聞きます。私の時代は3年の半ばほどから就活に向けて活動していた時期のため、国家試験対策や卒論研究の合間に就活を進めました。
就職の選択肢を増やすため一般企業もマイナビやリクルートなど就職情報サイトでたくさんの情報を集めましたが、資格を使って就職を目指すとなると、食品メーカーを除くと、4年生になってから本番です。公務員は国家公務員を皮切りに、都道府県、市区町村と順に試験が進み、大学病院や病院機構、規模の大きい病院は夏位から来年度の選考が始まりました。
管理栄養士の募集人数はかなり少ないことが多く、倍率は数十倍数百倍となることもあり、私は大きな規模のものには受かることができませんでした。運よく地元の福祉施設が秋を過ぎて募集をしていることを見つけ、応募し内定をもらうことができました。
大学受験や国家試験よりも管理栄養士を目指した、就職活動は採用枠が少ない為厳しいものでした。
管理栄養士の転職
管理栄養士の資格を生かして就職したはいいものの、田舎の施設では給食業務が主であったため、栄養指導をして加算を取り管理栄養士として仕事をしている実感が欲しいと思うようになりました。
新卒での就職は厳しかったですが、ある程度経験があると、面接までこじつければほとんど内定をもらえるようになりました。栄養士として働いた経験から得た学び、応募先の情報を最大限調べ上げ、自分がどのように働きたいか、何に貢献できそうかをしっかりと面接の場でアピールすることがポイントかと思います。
前を向いて生きていこう
10年ほどの間に、様々な施設で栄養士として働き多くのことを経験しましたが、食事から健康を考えることができる管理栄養士は、関わる対象者の1食ごとの食事に留まらず、ライフスタイルや人生観にも介入し、時にはその人がこれから生きる人生をも左右する場面に直面します。責任重大で、壁にぶつかることもあると思いますが、食事を通して人々の豊かな生活の支えになることができる唯一の職種が管理栄養士です。今学生で管理栄養士を目指す方、現役で管理栄養士として働いている方のこれからのますますの活躍を祈っています。